全体の治療を決める前に、残せる歯を調べる
歯を抜くと元に戻すことはできません。「全部を新しくしたい」と考えている場合も、残っている歯の保存可能性、歯周病、上下の噛み合わせを調べます。部分的な治療で、現在の困りごとを改善できることもあります。抜く歯と残す歯の理由を一本ずつ聞き、すべてを置き換える計画以外の選択肢も確認しましょう。
オールオン4は片顎の歯列を支える治療法
オールオン4は、原則として4本のインプラントで片顎の歯列を支える固定式の治療概念です。骨の分布、噛む力、唇や口元を支える形などを考慮して適応を判断します。すべての方を4本で治療できるわけではなく、別の本数や設計が適する場合もあります。通常の入れ歯や、インプラントを利用する取り外し式の入れ歯とも比較しましょう。
手術当日に仮歯を入れられるかは条件による
手術時に十分な固定が得られるなどの条件が整えば、早い時期に仮歯を装着できる場合があります。ただし、その日に最終的な人工歯が入り、何でも噛めるという意味ではありません。状態によっては治癒を待つ計画へ変更します。手術、仮歯、最終的な人工歯を区別し、骨造成の必要性と術後の食事制限も確認してください。
清掃と修理の方法を治療前に確かめる
固定式の人工歯でも、その下や周囲の清掃が欠かせません。清掃用具を使えるか、食べ物が入り込んだときにどう対応するかを確認しましょう。人工歯の破損や、一部のインプラントの問題によって、全体の設計を変更する場合もあります。転居の可能性がある方は、製品情報や治療記録を引き継げるかも相談しておくと役立ちます。
4本・6本の違いと、上下それぞれの計画を聞く
6本のインプラントを用いる設計を「オールオン6」と呼ぶこともあります。本数が多いほど必ず有利とは限りません。骨の位置、清掃のしやすさ、修理方法などを踏まえて計画します。上下とも治療する場合は、それぞれの適応と手術の順序、仮歯の期間、食事への影響、費用の総額を確認してください。
日本歯科札幌での受診・通院について
歯を失った部分の治療について、日本歯科札幌ではインプラントの相談を受け付けています。現在の入れ歯やブリッジの状態、歯を失った経緯、持病や服用中のお薬を確認し、治療方法を検討します。
札幌市外からの通院を予定している方は、手術の日だけでなく、事前の検査や治療後の診察にも通えるかを確認しましょう。適応、費用、リスク、通院の見通しは診察を踏まえてご説明します。
インプラントの相談では、歯を失った時期や現在の入れ歯・ブリッジの使用状況、服用中のお薬を確認します。手術が適しているか、ほかの治療方法があるかも含めて検討します。
よくあるご質問
オールオン4は、総入れ歯より必ずよく噛めますか?
噛みやすさの改善を期待できる場合はありますが、適応、慣れ、管理状態によって結果は異なります。手術と清掃の負担も含めて比較してください。
参考情報

日本歯科グループ代表
早川 好昭